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恋人じゃないよ

「彼は、」

そんな風に私に尋ねてくる相手の言葉を

私はすぐに遮る。

「彼?あぁ。

付き合ってるとかじゃないんだよ。」

そう、初めてあったころはまだ寒くて、

厚手のコートを着ていたのだった。

もうすぐ、暑い夏がやってくる。


殆ど毎週末にやってくる彼。

いつも私は楽しみに待っている。

ふたりの夜はいつも

あっという間に朝を迎え、

ほんの少し眠り、

また再び夜を迎えるまで

特に変わったこともない平和な

日曜日を一緒に過ごす。


ブランチも夕飯も、何パターンかしかない。

手作りだが、極めて質素。

普段はちゃんと食べていないであろう彼と、

普段は夕食を殆ど食べない私が

子供達とともにちゃぶ台を囲んで

食事する。


子供達が寝た後はお決まりの

ゲームの時間。

花札。

高校時代、ゲーム機の花札に夢中だった彼と、

まだ花札を覚えたばかりの私。

気持ちは何ゲームもやりたいぐらいなのだが、

一年間、つまり一ゲームで終わりにする。

互いに

「集中して結構疲れるねぇ」と言い合って。


いつも名残惜しくて、日曜の夜の時間は

どんどん進んでいく。

終電に間に合う時もあれば

過ぎてしまうことも。


週末だけ会うこの状態。

殆ど週末しか会わないから、

一緒にいる時間は丁寧なものになる。

大事に思う。


「一緒にいるのがとても自然」

そんなふうなことを友人に言われた。

とても気楽であることも確かだ。


この関係って?

彼彼女なの?

そんなことはどちらも言わない。

「好き」とさえも言っていない。


好きだからこそ一緒にいたい。

楽しいから、一緒にいたいから

一緒にいる。

それでいいんじゃないの?

・・・そういう話は人事のように、

二人の会話によく出てくる。


いつものように、名残惜しく、

彼が帰った後。

いつものように、

「遅くまですみませんでした。」

「いつもありがとう」といったメールを

やりとりするのだが


おまけがついていた。

「すごく好きです」


「酔ってるのかな?(笑)」

そう返して、私は眠りに落ちていった。

おやすみ・・・

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穏やかな優しさ 心の平和

私の知らない遠い遠い場所

そこから送られてくる

私の知らない風景。

優しい目を通して

優しい気持ちで送ってくれたのだろう


写真。

その人が何かを感じて

何かをとどめようと

どこかを切り取る。


人。

いろんな面があるけれど、

対する相手によって

きっと見える面は違ってくる。


私の大好きな夫婦がいる。

彼らがいる場所、目の前にいる相手、

その日の精神状態によって、

コアな部分は変わらないとしても、

相手に感じさせるものは

違ってくるだろう。


自分が毎日色々なことに

疲れていても、

大事に思う相手には

自然と元気な顔を見せようと

それはもう条件反射のように

反応しているような気がする。


あぁ、今日も疲れたなーと思いながら

会社を出るとき。

お疲れ様とあいさつした上司が

おちゃめな笑顔で、手を振ってくれたりするのを

見ると、疲れも吹き飛んでしまうよう。

自分もそうでありたいと思う。


私の友人達。

滅多に会わないけれど古い友人、

付き合い長い不思議な関係のお茶友達、

ずっと友達でいられるような気がする

遠い土地に住む友人、

家族以上に家族のような、素敵なふたり、

なにも縛りあうものもないけれど、一緒にいると

穏やかに幸せ感じる友人。

親近感を感じるのは、どんな状況でも楽しみたいと

思うところが共通する、楽しい上司。

色んな人がいるけれど、

そろってみんな、とてもとても優しい。


具合悪い、早死にしそう、なんて、言っていたら

娘が


「大丈夫だよ、たなばたにお願いしといたから。

ママが死にませんようにって!」


怪我したら、指しゃぶりの指を口から離して

なでて


「痛いのー?大丈夫?」と次男。


どうして人は優しくなれるんだろう。

優しいひとがたくさんいる・・・


慌しい日々の中、優しさを一番忘れてるのは

私じゃない?

深呼吸して振り返る。

いつも

心に平和を。どんな時でも

思い出していたいと思う。

甘い蜜という麻薬を求めて人は狂ってしまうのか

並んで横になるとき

言わなくても伸ばしてくれる

腕。

腕枕が大好きな私のために。


腕の付け根に頭を寄せると

肩を引き寄せてくれる。

彼の身体の上を斜めに横切る

私の腕を

空いた腕で優しく掴まえてくれる。


酷いことするらしい彼は

恋愛相手としては最低最悪と言われている。


こんなにも優しいのにね。


彼をフォークで刺した子

ナイフで刺した子

慰謝料請求してきた子

女の子を狂わせる、彼は一体どんなひと?



殺してやると言った男。

殺してやりたいと思うこともある。

嫉妬というより憎悪、と言った男。

この一年で何度言われただろう。

殺すという言葉。


殺したいほど憎たらしいと思われる私は

別にたいしたことはない

いまやそう若くもない、女。

優しい、優しすぎると言われた女。

何がなんだかわかんないね。私には。

あの子が右に行ったら

俺は左に行く。

いい子なんだけどね

将来一緒にということは

全く考えられない。

ありえない。


女として見れない。

エッチするなんて

気持ち悪い。

相手は求めてくるけど。


バックグラウンド抜きに

一番好きな子。

好きって言ってないけれど

わかると思うよ。相手には。


好きじゃない子には

甘えられるのも嫌だね。


自分を好きになってくれる子を

好きになる。


自分が好きでなくても

自分を好いてくれる子?

危害を加えてこなければ、

それまでのひととき

幸せを感じさせてあげる。


勘違いの相手には

凄く冷たいよ。

敬語で

やめてくださいって。

谷底に突き落とすね。


今付き合ってる子と

別れたいんだけど

言えないんだよね・・・

なかなか言えない・・・


黙っていたら

なんとかなるんじゃないかと

期待しているんだけど・・・


俺は自分からは言わない。

好きって。


相手がして欲しいと思っていることを

あえてしないで罠にかけることもある。


自分が決定的に傷つかないように

いつも



夜中に寝る前に思う。

今の時間、いったい誰が

俺のこと思ってくれてるんだろうって。



ずっと

ずっと

その言葉を思うとき、同時に思うのは

終わり


ずっと

それを考えると

終わり

があると考えて、嫌。


だから私は知らんふりをする。

ずっと

を。


会うとき会うとき

その一時に集中して、

そのときを丁寧に


ささやかながら幸せ感じるそのときが

点となり、

繰り返されることで

線となる。


線となればいい。


やはり

ずっとなんて、ありえないでしょ。

そういうあのひとも

実は恐れているだけかもしれない。

私と同じように。


ずっとを期待して、

終わりを迎えた時にがっかりするのが

怖いから、

最初から期待しない。


ずっと続いていくのかもしれない幸せを。

おしゃれだなー

背の高いおじさん。

綿で柄の薄れたハンチング。

シャツ型ではあるが、生地が化学繊維の

レインコートのような上着。

色は、職人風の紺。

ゆったり目のストレートのジーパン。

ふと足元を見ると、黒いコンバースの

ローカット。

その靴というのが!

紐がはいっていない。

紐を通す部分の生地の周りが

毛羽立ってる。

もともとそういう風に作ってあるのか、

本人自作?!

紐がなくても脱げないように

縫い付けてあるのだろうか?


へぇ、おしゃれじゃん?


思わずどうなっているのか

聞きたいくらいであったが、

電車慣れしていない様子のそのおじさんは

長身の身体をゆったりと運びながら

しかし、あちこち見回しながら

どこかへ。


大きな駅の中を

いつものように斜めに歩き、

階段を登って、乗り換え電車を待つ。


目の前に。

ふうん、なんだかおしゃれじゃん?


三十代前半くらいの男の人。

髪は無造作に毛先がまちまちの長髪。

斜めに被った、これまた色の薄れた

白地に紺のストライプのキャスケット。

なじんでいる。

チャコールグレイのようなのに、

淡い感じのTシャツ。体にジャストフィット。

淡い感じがするのは、生地がむらのようになっているから。

どうも、織りが薄いところと厚いところがあるようだ。

白っぽい水色のジーパンは

やはりゆるくもきつくもない感じ。

おしりのポケットのところに、大きな星がかたどってある。

ウエストにはシンプルな黒い皮のベルト。

幅はいわゆる、ベルト幅。

左手首に黒い皮のブレスレットをいくつかしていたが、

嫌な感じは全くない。


何がどうというわけ?

在り来たりでなく、おしゃれだなーと感じた理由は。


なんだろう。




自分のスタンダード

ところでこのブログは、別に自分と誰かのいちゃつきだけを

書くものではなかったのだ。


先日、セールに行った。

セールなど殆ど行かない私だが、とある場所のセールは

半期に一度、決まった日用品を買いに行く。

洋服は滅多に買わない。

買わないが、なんとなく服屋も見る。

安くても、これはいらないなぁとか、

この値段でこの生地はなぁとか

いくらなんでも高いでしょ、とか

どうもピンと来ない。


ちなみに私が着ているものの多くは

海外で安く買ったものか、

昔、soenの後ろのほうにパターンが載っていたころ、

祖母に縫って貰ったか、

または普段着用にインターナショナルスクールのバザーで

買ったり、Gapの安売り品などである。


セールの服を見ていて思ったことは、

今年は例年にも増して、流行の形がはっきりしていて、

どこの店でも同じようなものが多いということ。

これだけはっきりしていると、来年は・・・・

(それ、去年のはやりじゃん!)


やっぱり、ベイシックかな。


自分のスタンダード・・・・

みんなのスタンダードではなく

自分の。


自分で納得いく、着ていて楽しい。

少なくとも自分くらいは

「おしゃれなんじゃない?」と思えて、

かつ似合う格好。

そういうおしゃれをしたいと思うのだが、

まだまだラインが決まっていない。


街中で、なんだかおしゃれだなー、

とっぴなわけでもないのにさりげなく

おしゃれで素敵!と思える格好をしているひとを

見かける。

なんで、おしゃれだなーと感じるのだろう?

好みは人それぞれだが、

私が感じて、いいなと思えるおしゃれの

ポイントはなんなのだろう?

まずはそこからだろう。

自分の気に入るスタンダードを作るなら。






新緑が深緑になる頃思い出す  その③

さっきまでの雨の話をしたら、
きっと、あの雨の中歩いていたの?!と言われること
間違いなし、だよなと思いながら
鴨川方面に歩いて行った。
駅のロッカーに荷物を入れて、
ちょっと休憩しようかと。
まずはコーヒーか何かを飲みたい!
そう思って、昭和初期風の喫茶店へ。
東京で言えば高円寺辺りにいそうな女の子が
ウエィトレスで、店内の家具は八重洲風。
客は常連のおっさんが新聞紙でも読んでいるといった感じ
で、昭和初期チックであった。
次に、友人のおすすめのお店で
甘いものを食べた。
メニューを見て迷う。甘味ばかりだが、
組み合わせが多様な上に、魅力的。
注文したパフェにのっていたアイスクリームの
抹茶の味が、未だかつて食べたことがないほどに
濃くて、本当においしい!と感じた。
珍しく、後々までまた食べたいと思うほど
印象的であった。
20070716225835.jpg

新緑が深緑になる頃思い出す  その②

ザーザー降りはまだ続いている。
路面の上を雨粒が飛び跳ねて、
白く見える。

タクシーは大嫌いなのに、
友人の勧めで乗車。
びしょ濡れの衣類から
一気に湿った車内の空気。
タクシー独特の匂いとともに
吹き出すエアコンの風。

八坂神社の手前で降りて、
ほんの少し歩く。
激しかった雨は突然、
上がっていた。

八坂神社はこじんまりした中に
なにやらぎっしりつまった感じで
垢抜けてもいなければ閑静でもなく、
重厚でも剛健でもない。
東京で言えば下町チックで
密教風の印象を受けた。

階段上がってすぐ突き当たり。
見学は数分で終わり。
雲はまだ厚いものの、
路面が一気に乾いていく。
蒸発していく水分が
肌にまとわりつくよう。
蒸し暑い。。。

新緑が深緑になる頃思い出す  その①

京都。
きっと一生忘れない。それは一年前の話。

旅の始まりの朝。
平安神宮に向かうため
地下鉄の構内から地上へ出たとき、
文字通りの土砂降りだった。

ワンピースの裾は濡れて足にまとわりつき、
傘の先から雨が滴り落ち、
背中にしょったカバンもあっという間に
ぐっしょりと水浸しになるほどの勢い。

それでも早足で進み、
平安神宮に着いた。
入り口から建物を眺める。
しばらくの間。
軒先から勢いよく落ちる雨水が
地面にはじける様子を横目に見ながら。

雨に濡れてつやつや光る像や、
金魚の水槽の中のように水に浸かった小石。

敷き詰められた小石が鈍くきらめいて、
なんだか粟おこしのようだね

なんてロマンチックでもなんでもないことを
言いながら、やっと建物に近づいていく。

雨の音だけが響く。
残念ながら大雨で始まった京都の朝。

曇り空の下の朱色もなかなかいいものだな。
青空に映えるだろうその色が
うごめく灰色に巻かれて尚更
印象に残る。

もしかしてと、雨を見つめて思う。

歩き回るには蒸し暑い。

雨の合間の空を見上げる。

雲が結構流れているな。

気持ちも流れて、決まらない。


決まらないから、歩き出す。

足の向くまま。


違う道を通っていたはずが、

前にも見た道につながっていた。

そんなことを繰り返し、

坂と斜めの道が入り組んだ

この土地の感覚が掴めてくる。


慣れた道を引き返す。


まだ時間がある。


雨が降り出していた。

不快な汗でじっとりした肌。


立ち止まる。


傘を斜めにして空を見上げる。



愛人チック。

なのかな、私は。


一般的によくある話。

さめた夫婦。

浮気する男とその愛人。

結局愛人は愛人でしかない。

さめていようがそそられることもなかろうが、

妻は妻なのだ。

夫にとっての一番は、妻。


紙も記載もないけれど、

彼と彼女は「夫婦」に似てる。



だから?


別に。


ふと思っただけ。

雨の中で。



夕方電車を降りた。

後ろから私を呼ぶ声。

振り向くと、友人の夫。

「調子はどう?」とたずね合い、

最後に私はたずねた。

彼の妻である友人のことを。

「Mの調子は?」


「ん?Mちゃん?」


なぜその時彼は、「ちゃん」をつけて言ったのだろう。



これから帰る、そのうちで待つ妻が

イトオシクテたまらない。

可愛い妻に逢いたい気持ちから。

きっとそうなのではないかなと

私はゆるく、決め付ける。

私の心の中だけで、だけど。


これもまたもうひとつの、

もしかして。


あがっていた雨が、再び降り出していた。


平和な夜の優しい時間

洗濯物を干していたら

後ろからいたずらな、手が。


振り向いて

いつものように

唇を重ねあったり、何度も抱き合う。


椅子の上

床の上


「一緒にお風呂はいんない?」

この前は断ったのに、また言ってくる。

仕方ないなぁ。


外灯りだけのお風呂場で

丁寧に髪を洗い、

身体を洗ってあげる。

改めてみると、思っていた以上に

力強くて、無駄のないからだ。



台所の床に座り、流しの扉にもたれて座る。

ふたり

並んで。

彼の肩に頭を傾ける。

私の肩を優しく抱き寄せてくれる。

そんなひとときが、一番好き。


平和な夜。

静かな日曜の夜。


また明日から始まる。

忙しい日々。


「また来週会えることを楽しみにしています」


こちらこそ。






まだ 言わない。

そおっと抱き合って。

ぎゅうっと抱きしめあって。


ゆっくり顔を向け合って。

何度もキスして。

またきつく優しく抱き合って。


すぐ近くに彼の耳。

声にならないささやきも

確実に入るだろう


口からこぼれそうになる。


好きよ。

大好き。


溢れそうになるその言葉を

ぐっと飲み込んで

かわりにこぼす

吐息。


言わなくてもわかるなんて、怠慢だとか

ちゃんと言わなきゃダメだとか

言ってくれなきゃわかんないとか

何度言われたことだろう。

何度言ったことだろう。

過去の誰かに。

今の誰かに。


でも


伝えたいことが言葉にならないときがある。

言葉で現せないくらい大きなサンキュー

上手く言えない感動

言葉の枠に収まりきれない 思い。

恋愛だけじゃない。


言葉で言えば、簡単。

でもほんとのほんとの気持ちは

なかなか簡単に言い表せない。

だからこそ、私は本を読む。

尊敬に近い思いを文章に 書いた作家に。


いい映画だなぁと思うとき、

何でいい映画だと思ったのか、言い表すのは

とても難しい。

言葉を扱うのに未熟な私は

横着してしまう。簡単な言葉で。



好きだからキスしたいと思う。

何度も何度も。

嬉しいから、抱きしめあいたい。

何度でも。


形にはめるのがもったいない。

ありきたりの言葉で限定したくない。

囲い込んでしまわなければ

それは際限なく

つなぎとめていないからこそ

大事に。


無責任と言えばそうかもしれないけれど

あやういからこそ大事にしようと思うこともある。


いつ流れてしまうのか

それともそこに留まっているのか

消えてしまいそうだけど

あるそのときは濃い。


そんな夜に何度も言われた

誕生日おめでとう。


酒に酔った男と

夜に酔った女

互いに酔った夜。


そんな夜があったと、

いつか思い出すのかもしれない。


台無しにしたくないから

まだまだ言わない。


多くの人にとっては

大事で素敵な言葉だけれど。。。

プロフィール
  • Author:しゅま子
  • 33歳から、3人の子供のひとり親となり、40歳越え、現在43歳。40で、いろいろ考えるし、身体も変わると聞いていましたが、ほんとに変わってびっくり。成人の2回目のよう!
    と驚きつつ進みだした40代。文字通り、中年!40代だからこその迷い、多々あり・・・
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