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「あなた次第」と言われる訳。

何か、常に新しいものを求めている。
気持ちが揺さ振られ、
曇ったレンズをすっきりクリアにしてくれるようなものを。
時間とお金が使い切れないくらいあるならば、
きっと私は世界の隅々まで探しに行くだろう。

一度の感動は麻薬のように癖になり、
もっともっと欲しくなる。

しかし、それを求めれば求めるほど、
更に強い刺激でなくては
更に大きな感動でなければ、
効かなくなる。

本州の隅々を大慌てで駆け巡る旅。
短い日程で、強迫的に走り続ける旅。
そんなことを続ければ続けるほど、
大切なことをもっともっと失ってしまうような気がする。

現実をそのままに受け入れることから
どんどん遠のいていき、
最も近くにあり、最もエキサイティングなはずの
自分自身の人生に向き合うことから
かけ離れていく。


旅は本当に素晴らしい。
得るものは限りない。

けれどもここ数年の私の旅のやり方は、
何かおかしなものになっている。
このままでは、ただひたすら
幻の蝶を追い求め続けていくことになる。

気付いた時、自分の手の平の中には何も残らず、
心の空洞だけが
大きく大きく拡がっているのではないか?
自分自身がその空洞に飲み込まれるより前に、
ただやみくもに外へ掘り進むのではなく、
自分の内の、その空洞を埋めていくこと。


その為には今までのやり方ではダメだということだ。
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「もう連休は家、家!せいぜい都内で十分!」と、Y。・・・その⑭帰りは最悪の大渋滞

再び156号まで戻り、松本I.Cを目指す。
山道ではあるが、整備されていて、交通量も多い。
車窓から外を眺めると、ダムばかり。
ちょっとした湖のの殆どが、もしやダムなんじゃないのか?
そうだとしたら、やっぱりガッカリだなぁ~と思った。
水力発電見学ツアーのような道。
トンネルもやたら多いので、つい、
これって、工事費どのくらいかなぁ、とか、
ここにこの道路を通す必要は本当にあったのか?などと考えてしまう。
途中の蕎麦屋で昼食。
まずくて高い・・・。
やっぱり、ちょっと足を伸ばして、評判のいいところへ行けば良かったかな、
と、後悔。

山道が終わり、ただの田舎道になった。
そういう道を通るたびに、同じような面白みのない道が、
日本中にあるもんだな~と思う。
片側一車線がのろのろ・・・というのも、お決まりのパターンだ。
もうすぐ松本に着くはずなのに、なかなか進まない。
他に道もなさそうなので、そのまま走り、松本I.Cに着いたのは、
3時だった。

これで一気に~と思いきや、
「勝沼から渋滞5キロ 高井戸まで4時間以上」
と、渋滞情報の掲示板にある。
4時間、「以上」ってどういうこと!?

高井戸から松本は、2時間で来るもんだと決め付けていたので、
「以上」がつかなかったとしても、「4時間」とは・・・
「ちょっと、勘弁してよ~」の気分である。

勝沼の手前で、車のスピードが落ちだした。
あ、もう降りよ降りよ、と、降りてしまった。。。。
まだ、遠いのに。
3時56分。3100円。
降りても20号があるさ、
・・・甘かった。

下も当然混んでいたのである。
最悪の、のろのろである。もちろん、片側一車線。
一時間経っても、次のインターに着かない。
高速の方が、まだ良かったのだろうか・・・。
その道から抜けようにも抜ける道がない。
曲がってもせいぜい、誰かのうち、である。

20号以外で帰るとしたら、と、地図を睨み、
東京はまだまだ遠いというのに、勝負に出た!?
しかし、いつの間にかに走っていた道が曲がっていたり、
曲がるべきところがまるで目立たなくて、通り過ぎては戻ったり。。。
そんなことを繰り返しながら進んでいった。
東京に近づいているはずなのに、再び山道、緑深い丘陵地(苦笑)。

そういうところを帰りに通るたびに、
わざわざ遠く行かなくても、良かったかも?なんて気がするのは、
帰りの混雑に辟易しているからなのだが。

相模湖付近で、気をつけないと、20号に出てしまう。
ふと見ると、少し先にテールランプの長い列
げ!
高速を降りた人たちで渋滞している20号!!
慌てて引き返し、山道へ。

そうこうして、なんとか渋滞に入らないよう、
おそらく、かなりの大回りをして、やっと世田谷通りへ。

もうすぐ9時。。。

結局6時間くらいかかってしまった。
早朝なら2時間コースなのに!(「腐っても高速」って知り合いが言っていたなぁ。)
「絶対夜中だよな、高速走んのは!」
「でも、帰りの高速、夜中だと寝そうになるじゃん。君。」

「もう連休は家、家!せいぜい都内で十分!もう出ないぞ、俺は!
今度から、どっか行きたかったら他の奴と行ってくれ!」

・・・いつも「どっか行くの?連休。」って聞いてくるのはYの方である・・・。

せっかくだから、入ってみようか?!・・・その⑬アルペン浴場。さすがに無料なだけある(苦笑)。

高山を出たのは九時少し前。ここに着いたのは、十時頃。
まだ午前中。でも、今夜は帰らないといけない。
何か物足りない・・・。

取りあえず温泉でも入るか~(笑)。

ロープウェイの大型車(バス)用駐車場の脇に、
「アルペン浴場」というのがある。
山を降りてきた人が、汗を流していくのだろう。
ちなみに、無料である。
せっかくここまで来たのだから、そこに入っていこう。

建物の外観は、かなり古びていて、看板も見当たらない。
壁際にあちこち錆びたようなロッカー。
汚い公園のトイレ風(苦笑)。
無料だから、チャレンジするしかない!

正面右に、男湯。左に女湯の戸があった。
入って右を見ると、
男湯の戸口に入った人が見える(笑)。
低い仕切りで分けられているのである。
靴を脱ぐ場所は見通せるわけだ。
棚に靴を入れて、脱衣所に入る。
入るというより、ある。
構造的に、壁をはさんで浴場があり、そこにつながる脱衣所があり、
という、左右対称。
女湯の脱衣所の端っこで着替えていたら、
男湯の靴脱ぎ場から、見える、ということである。


もちろん、奥へ行く。

ただ、壁に棚があるだけの脱衣所。
綺麗に使いましょうといったことが書いてあるボードが貼り付けられていた。
壁の上のほうに扇風機。隅っこにゴミ箱と、箒。
帰る日なので、着替えも何もない。
タオルだけ引っかけてきた。
脱いだ服をロッカー(というか、棚)に入れ、浴場に入る。
先客が二人。
足を伸ばすとしたら、六、七人くらいしか入れないであろう、浴槽。
硫黄の匂いがする。
体を洗ってから、湯船に足を入れようとしたが、

「あ、熱い・・・!」

ちょっと、ないぐらいの熱さなんですけど~(苦笑)。

少しずつ足を入れ、じりじりと浸かっていく。
先に入っていたおばちゃんは、全然平気といった感じで、
笑ってみてる。
なんとか、全身入った頃には、うん、なんとか・・・。

あ、気持ちいいかも。たまにはこういう熱いお湯・・・。

十分くらい浸かっていられたかなぁ~(苦笑)。
再び脱衣所に戻り、さっさと着替えて、靴を履きに入った。
山から降りてきた客なのか?靴棚にはトレッキングシューズばかり。
少し、混みだした。
靴を履いて、顔を上げると、
男湯の脱衣所の隅っこで着替えている人のお尻が視界に入りそうになった!

げげ・・・・。
慌てて外へ出る。

出たところは丁度、バスの停留所の前。
Yはまだ出てこない。
外は涼しく、急いで出てきたので、まだ、髪もびしょびしょ。
恥も何もなく、家でやるようにタオルをインド人巻にして、
しばし、ぼけーっと待っていた。
目の前に、山の切れ込み。霧。湿った空気。
左手にザバザバと流れる川。ところどころ、湯気も出ている。
斜め正面に、大きな丸い石があり、温泉水が噴き出していた。


体の奥は、まだほかほかしていて、外の空気が気持ちいい。
男湯から、一人の男の人が出てきた。年齢は30ちょい位だろうか。
年配の人や、団体が多い中、ちょっと珍しいな、と思った。
一人で山を登るって、どんな感じなんだろう。
その人は、汚れた靴を入れた袋と、バックパックをバスのトランクに入れ、
しばらく、私の並びでタバコを吸ってから、高山行きのバスに乗っていった。
こういう山の近くに住んでいたら、週末や連休も、
ふらりと登りに来ることができるものなのかな。

東京周辺にも、ちょっとした山はある。
でも、この辺の山とは雰囲気がまるで違って、せいぜいハードな遠足みたいなもんだ。

ロープウェイには乗れなかったが(もともとどちらでも良かった。)、
山の入り口の雰囲気が良かった。
整然としていなければ、周りの建物も美しくもない。
けれども、自然が元々持っているものが、確かにそこにはある。
そこを訪れている多くの人が、山に対してとてもちっぽけで、
山があって、人間がいる、という感じがした。


Yが出てきた。
そろそろ十二時。
もう、欲張らずに帰途につこう。

この度のハイライト?!新穂高へ向かう・・・その⑫視界不良でも、乗るか?ロープウェイ。

158号線を東に進む。
空はどんより。小雨は降り続いている。
青空だったなら、緑美しいドライブということになるのだろうが、
連休は今日で終わり、という気分になるような天気だ。

初夏の緑と、秋の紅葉前の緑。
これから大いに茂ろうとする緑は、こちらも元気になるほどの
エネルギーを感じるが、紅葉前の緑は、
ひと夏過ぎて、埃もかぶり、やることを果たしつつあるという風だ。

右手に平湯大滝の看板が見えた。
ガイドブックには、飛騨三大何とかのひとつでとかなんとか書いてある(苦笑)。
そんなのばっかりだ。何とかの東尋坊とか、なん十なんの滝とか、奇岩とか。
鍾乳洞にも弱い。秋吉台も龍泉洞も龍ヶ洞も見たというのに、それでもまだ、騙される。
滝にも同じ。
ふら~っと右折してみると、大きな看板があり、
駐車料金500円とあった。
・・・500円。
行っても行かなくてもどちらでも良い場合、駐車代は無料でないと、ね。
是非行きたいところなら、2000円でも払うけど。
当然、Uターン。

再び158号に戻り少し走ると、平湯I.Cが見えてきた。
新穂高への道471号線を左折。
今度は北へ向かうことになる。
最初は狭い下り坂であったが、村の中を通っていくような道路なので、
特に面白くもなんともない。

道沿いにクマの絵付き看板。
奥飛騨クマ牧場!?
ガイドブックには「約250頭のクマを放牧。入場料1000円。」
・・・・。一体誰が1000円払ってクマの放牧を見に行くのだろうか・・・。
と、思ったら、隣にいるYは
「おもしろそ~だな!幾らなの?」
・・・・。

471号線は思ったより長く、大きなカーブが続く。
しばらくして、新穂高ロープウェイ駐車場という看板も出てきた。
それが幾つも出てくるものだから、一体どこに止めればいいのだろうと思い、
そのまま進んでいくと、道はどんどん細くなり、右手に、「第二ロープウェイ駐車場」の看板。
あれかなぁ?
でもまだ道は続いていく。それも、山の入り口に向かっている感じだ。

目の前に、明らかに、ここ!と分かるような駐車場が見えてきた。
登山客や、大型バス。
目印のままに進んでいくと、「第一ロープウェイ駐車場」。
そこで車を止めてから、ロープウェイ乗り場へ行くようなのだが、
路肩にも余裕で車が止められている。
天気も怪しく、相変わらず降ったり止んだりしていたので、
一旦、そこに車を止めて、ロープウェイの様子を見に行くことにした。

ロープウェイ乗り場の建物の入り口もガラガラで、発券所の前にも誰も並んでいなかった。
電光掲示板に、視界不良とある。・・・0mだって。
発券所の人に、そんなに何にも見えないのか聞いてみた。
「山の天気ですからねぇ。今の時点では、、、、雨も降っていますし、、、、、。」
ちなみにそこの乗車料、第一第二合わせて2800円(往復)である。
もちろん、私たちにとっては高い。
視界0mしか見えないということは、何にも見えないということなのか?!
それでも行くか?


もちろん、行かない(笑)。

最終日。スタートは公園の駐車場・・・その⑪高山散歩と朝市。

やはり、早くに目が覚めた。まだ、五時半。
空を見上げると、薄い紫がかった灰色。
天気、崩れるのかなぁ・・・。
Yは爆睡している。
車から外に出る。

(その後、「高山のおはよう」の記事にある出来事。)

顔を洗ったり、うろうろしたりして、時間がたつのを待つ。
奥のほうに駐車していたワンボックスから、おじさんが出てきて、
歯磨きをしていた。
あとから、奥さんらしき人もやってきた。
彼らも車内泊した様子。
身支度を済ませ、二人は、坂を下っていった。
朝市に行くのかな。

六時。
そろそろ、Yを起こそうか。


珍しくすっきり起きたY。
朝市に向かう。
坂を下って、番屋前へ。

りんご。
漬物。
味噌。
餅。
野菜。花。

観光客相手の朝市だから、大して安くはないだろうと
思いつつ、少し買い物をした。
実家にお土産用。(餅。味噌。漬物。)

古い町並みのほうへ行く。
まだ、お店も開いていないので、街並みをゆっくり見れる。
川沿いの小道から、人が途切れなく出てきていたので、
行ってみると、そこにも朝市があり、賑わっていた。

低温殺菌の瓶牛乳。
焼きたての団子。
着せ替えキューピー甚平姿。
身代わり人形(赤いのっぺらぼうの。)。

コーヒー牛乳を飲んだ。
甘くなくて、美味し・・・。

古い町並みを再び通り抜けて、公園に戻る。
小雨が降りだした。

次に目指すは奥穂高。

20051015010441.jpg

もう最後にしたい車中泊・・・その⑩高山、城山公園の夜

観光スポットである古い町並み付近をぐるりと回りながら、
どこで一夜を過ごそうかと考える。
地図を見ると、城址跡という印が。
取り囲むのは城山公園

公園=パーキング!

夜の公園の駐車場は、ちょっと怪しすぎるかなぁ?
今まで使ったことがあるのは・・・
朝市用の駐車場(輪島)。
観光客用の駐車場(鳥取砂丘)。
道の駅の駐車場(秋吉台、他、あちこち)。
温泉街の行き止まり(紀伊半島の山の中)。
海岸際の駐車場(和歌山の海沿い)。
ホテルの駐車場(!)(群馬県の山の中)。
ナドナド。

しかし、純粋に、普通の公園の駐車場では寝たことがなかった。
カップルとか、ホームレスとかいそうで・・・(苦笑)。
取りあえず、様子を見に行くことする。

古い町並みの外れから、細い坂道を登ったところに公園があった。
道沿いに、数台車が止まっている。
公園の駐車場前に、売店やトイレがある。
売店は閉まっているが、トイレの灯りはついていた。
駐車場も無料。やはり、数台、車が止めてあった。

うん。いい感じ。

トイレの前に泊まっていた軽バンの運転席に、若い男の子の姿。
こちらを見てる。
「デートだよ。デート!」嬉しそうにYが言う。
「え?女の子見えなかったよ。」
「いたよ。いた、いた。」
よく見てんな。暗いのに。

適当に車を止める。
時計を見ると、まだ9時。
やることもないし、寝るか。
「寝よ。明日早く起こすからね。」
「え?まだ寝ないでよ。俺らもデートしようよ(笑)。」
「ちょっと~。勘弁してよ。さっさと寝なって。」
「まだ、寝れねぇよ!」
「薬飲めば?」
「何のためにハイエース買ったと思ってんだよ?」
「・・・荷物積むため。」
「つめてぇなぁ!」

外に出る。
公園の方へ行ってみる。
売店の先に、砂場やベンチがあり、丁度、崖っぷちのようになっていた。
公園の中にもやはり、人影があり、ちょっと怖かったので、
奥には進まず、そこで足を止めた。
高台から眺める街の様子。
暗い夜に浮き出している街の光の集まり。
思ったより、広いんだな。
古い街のイメージの割りに、高い建物も結構ある。
しかも、密集している。

引き返して、ベンチに座る。

Yがタバコを吸いに、車から降りてきた。
「外の方が気持ちいいな。俺、ここで寝ようかな。」
公園のベンチで寝る?!
「誰かにぶったたかれるかもよ。
気がついてたら襲われてたりして(笑)。
寝たいなら、いいんじゃん?でも、夜は冷えると思うよ。」

Yを残して車に戻って、サンルーフを開ける。
曇り空で、見ていて楽しい夜空ではなかった。
意外に車の中は蒸し暑くて、寝れないかも、と思ったが、
いつの間にかぐっすり眠り込んでいて、小雨が降り落ちてきているのにも
気がつかなかった。
Yは、夜の間に「寒い寒い!」と、車内に戻っていた。

結局、日帰りは無理だった。・・・その⑨白川から高山へ

白川郷の町を過ぎたところで、360号を右折。
いきなり山道に入った。
道は細く、カーブはきつい。
残りのガソリンを心配し始めるY。
いつまで続くのだろう、この道が。
時折、対向車がやってくるが、後ろから来る車はいない。
途中、山の踊り場のように平らなところに車が止まっているのが見えた。
夜空をバックに、何かスクリーンのようなものを広げている人の影。

ふと見上げると、大きな丸い月。
目の前は真っ暗闇の森。

しばらく走ると、少し明るい道に出た。
地図に載っていたY字路である。
自動販売機があったので、何か買おうと車を止める。
虫がぶつかって汚れた自販機。
ボタンを押すのも気持ち悪い(苦笑)。
すぐ横に、水のみ場のようなものがあり、水が勢いよく流れ続けていた。
湧き水のようで、近くに空のペットボトルやコップが置いてある。
車の中から、空のペットボトルを集めて、すすいでから水を詰めた。
夜、山道のどこかで眠るとしたら、気になるのは飲料水である。

さてどちらへ行こうか。
近道は、斜め右手に入る山道で、キャンプ場を通過する道。
斜め左、というか、ほぼ真っ直ぐ伸びる道は、少し遠回りになるのだが、
道が良さそうである。
残りのガソリンが少ないのに、謎の山道で迷ったらかなわない。
ドキドキするような山道の方が好きだが、明るい道を選ぶことにする。
ちなみに、目指す先は、飛騨古川。
471号線に当たったら、右折・・・。それを頭に入れてから、
前を凝視する。
たとえ、楽に進める山道でも、突然道が分かれて、
どちらへ行けばいいの???となることは多い。

地図に載っていないのである。細かい分かれ道は。

あ、そこの471は無視して!
次に右折する471が出て来るから。

うまく471号線に入ることが出来、途中、道の番号が41号になることも
見逃さなかった。
41号線は、普通の、安心できる道である。道幅も広い。
セルフのスタンドを発見。料金も格安だったので、満タンに入れることにした。
Yの段取りが悪く、後ろに並んでいた車を相当待たせてしまった。
しかし、後ろの車の人は、黙って待ってくれていた。
同じ状況で、Yが後ろだったら、きっと切れていただろうな(苦笑)。

Yは、安心したのか、空腹を思い出したらしい。
コンビニに寄って、食べ物を調達する。
飛騨古川を目指したのは、ガイドブックにあった白壁の土蔵街を見ようと思ったからである。
しかし、もっとスゴイ土蔵街を、かつて素通りしてきたことを思い出し、
古川に寄るのはやめた。高山を目指すことにする。
高山本線の線路の付近で、道が突然変わっていて、Uターン。

さっきの標識で曲がるのか~!?
でも、高山は直進って書いてあったはず・・・。

戻って、東に曲がってしばらくすると看板があり、自分たちが走っている道路が
やはり、突然曲がった41号線だということが分かった。
標識に高山市街の字が現れ、もうすぐだな、と周りを見回す。
ところが、41号線の付近に、高山の観光地的な目印はなく、
道なりに進んだつもりが、どうも違うところに向かっているような気がしてきた。
もう着いているはずなのに、高山の、古い町の気配がまるでない。

ちょっと、待って!

車を止めて、地図とにらめっこ。
周りの住所が、どうしても地図上に見つからない。
道路に人もいなければ、通り過ぎる車のスピードも、道を聞くには速すぎる。
どうしよう。
そんなときには、方角を予想して、取り合えず進んでみるしかない。

幸いなことに、選んだ道、進んだ方角は当たりだった。

8時半。高山の古い町並み付近に到着。
寝る場所を探すことにする。

まだまだ見足りないまま夕方に。・・・その⑧生き物のような家。白川郷。

そろそろ白川だな、と思ったら、合掌造りの家々が見えてきた。
自分は、記憶にあるだけでも白川郷は3度目。
Yは初めて。
温泉に入った後、少々リフレッシュ出来たのと、ビデオカメラが動き出した
(充電が出来ていなかったのではなく、操作ミスだったのか?)おかげで、
Yの機嫌はよくなっていた。
ぞろぞろと現れた、その家々の姿に、「うわ!」と驚くY。

陽は沈みかけており、時計を見ると5時半。
残念ながら、建物の中は見学できそうもない。
土産物屋の駐車場にもロープが張られていたり、
店の戸口にも、店が閉まったことを知らせる看板がかかっている。
観光客の姿もちらほら。

駐車場も閉まっているし、どこに車を止めようか。
丁度いい感じの路肩に駐車。
せっかくだから、少し散歩をすることにした。
目的の建物があるわけでもなく、しばらく歩くと、
建物の窓から観光客らしき人が見えた。
もしかして、まだ入れるかもしれない。

入り口の方へ向かうと、他にも、建物の中へ入ろうとしている家族連れがいた。
中の人が手招きしている。
せっかくここまで来たのだから、と、誘い入れてくれるまま、中へ入る。
入館料は大人300円。
以前に白川郷を訪れた時の記憶によると、合掌造りの家の中でも、
重要文化財指定とか、色々なランク?!があり、
建物の大きさも様々であったはず。
しかし、時間が時間なので、入れてくれるところも限られるわけだから、
まぁいいか、と思い、見学することにした。

囲炉裏の火を中二階から確認するための火見窓。
雪の重みによって自然にたわんだ木を使った梁。
屋根を”縫う″為の長い木の枝。
案内人が、他の家族に説明をしているのを、ちょこちょこ聞きながら、
ざっと見て回る。
屋根を作る材料や工程についての話。
様々なことが関連している。
時代の変化と共に、この、世界遺産である町の家々を守っていくことが、
いかに大変になってきているのか。
材料はもちろんのこと、木の成長を待つほどの時間と、たくさんの人手と、知恵。
それらを結集して作られたものだからこそ、家自体が生き物のように、
賢く、優しく、強い
のだなぁと思った。

外へ出ると、すっかり暗くなっていた。
周りの家々の影は黒く、障子は中の明かりでオレンジ色に変わっている。
家に帰る子供のように、気分は不思議と軽く、
遊ぶような足取りで、車のところへと戻って行った。

長距離旅の相棒Yのこと・・・その⑦私の品性疑われるのを承知で悪口言ってやる!

私の割には少々道路の番号や時間をメモした、今回の旅。
こうして書いていると、結構しんどいもので、つくづく、
自分はトラベルライターには向いていないな、と思う。
ちょっと、飽きてきたので、今回は鬱憤晴らし(笑)。

Yの悪口を書こう(笑)。

ひとつ年上のYは、私と全く違うタイプである。
特技は運転。だから、長距離のドライブ旅行にぴったり(笑)。
奴とは、長い付き合いで、腐れ縁というより、
腐りきったロープ(苦笑)。
他の友達にも、「お前ら、何話すの?」と言われるほど、
話が合わない。
こちらの言うことが、まるで通じないようだ。
相手の思考回路もナゾである。

奴のやり方は、ヤクザそのもの
でもって、どうしようもない女好き
前を歩いている女の人を追い越すときには必ず、顔を見る。
で、気に入るタイプなら、すぐに声をかけたり、ウィンクしてみたり。
(「バカじゃん?!」)
それでいて、好みでない女には、超冷たい。
「このブス!!」「軽でも乗ってろ!このババァ!」
「・・・・・。どうしてそういうことを言う???
あんたって、ほんとに性格悪いね!!!」そして不機嫌になる私。

身長183、顔は「カッコいい」(Yいわく。というか、ま、好きな人もいるわな。)。
(「あんたより、カッコいい男は幾らでもいる」)
さっさと、自分にぴったりな女見つけて、私の前から立ち去ってくれ
と、心ひそかに祈っているのだけど、どういうわけだか、
腐りきったロープが切れないわけで。
なぜか、助けちゃうわけで。

映画にしろ、音楽にしろ、食べ物にしろ、ことごとく好みが違う。
話すこと?
もちろん、ないに等しい。

それもまた、長距離ドライブにはうってつけなのである。
すっごい仲良しで、話が合いまくる相手とだったら、話しっぱなしで、
喉が枯れちゃいそうだもの。
第一、話が楽しければ、移動する必要さえない。

というわけで、一緒にいながら、一人車窓を眺めたり、
書き物に集中も出来るわけだ。
時々、綺麗な景色に共感したりはするけれど。

それにしても、「マイアヒ~」って歌わないでよ。

自分が持ってきたCDをかける気にもなれない。
出す気にもなれない。
しょっちゅうケース割られるし。

もう本当に、奴との長距離ドライブは終わりにしよう、
事故で死ぬ前に・・・。

今のうちに入っとくか!・・・その⑥温泉入湯料600円は高いか?

郡上八幡からは156号に入り、白川を目指す。
途中、ガソリンを入れる。
高い・・・・。これって、東京じゃぁハイオク値段だよ!!!

地方で不思議に思うのが、
殆どのスタンドに、ガソリン等の値段が表示されていないこと。
車を使う人は多いはずなのに、どうして、こんなに高いのだろう。
競争が少ないからか、それとも、地元値段があるのだろうか?
「あ、品川。〇円プラス~。」とか!?
通行税含むとか?

わからない。。。。

走りやすい156号線を一時間くらい進み、荘川を過ぎた。
あちらこちらに温泉の看板がある。
御母衣ダムを過ぎて、左に入って行ったところに露天風呂があるらしい。
入湯料も200円とガイドブックにあったので、行ってみようかと思ったが、
山道というのは、キロ数から想像するよりもずっと時間がかかるというのは、
今までの経験上よ~く分かっていたので、やめておいた。
このまま走ると、夕方前には白川郷に着くだろうが、白川郷に温泉があるかどうか。
ふと、右手を見ると、「しらみずの湯」という看板とのぼりが目に入った。

「あ、そこ行って!」
「まだ、3時半だよ。」
「・・・後で入れないかもしれないから。」

はたして、どういう温泉施設なのか?料金が気になる。
駐車場の誘導係に、幾らですか?とは聞きづらく、
「ここって、公営ですか?」

「株式です。」
・・・・・。
「ちなみに幾らですか?」
「大人600円。」
・・・・・。
Yと顔を見合わせ、一呼吸置いて、
「いいよ、いいよ。ここにしよ。」
車を止めた後も、Yは「高くない?」。
あんまり安いところばかり行っていると、こういうことになる。

しらみずの湯。
近代的和風!?(道の駅みたいの。)の建物はまだ新しく、
施設内も広々としている。
パンフレットによると、

源泉まるごとかけ流し  600リットル/分
温度92.5度(到達温度60度)
含硫黄、ナトリウム、塩化物泉。


湯加減は熱いほうなのかな。浴槽は室内二つ、屋外一つ。(女湯)
脱衣所も休憩所も清潔で、「600円だなぁ」(笑)と思った。
なかなか気持ちのいい立ち寄り湯であった。
受付の人は、「今日は混んでる」と言っていたが、まるで大したことのない混み方、
というより、混んでいるうちに入らない客数だった。
建物の外に出て、ベンチに座る。
ふと足元を見ると、大きな蛾が。
蛾。もちろん、大嫌い(苦笑)。
しかし、大きな蛾を見るのも久しぶりだなぁ、と思った。
小学生以来かな!?

さて、真っ暗にならないうちに、白川郷へ着けるどうか。

今回の旅、間違ってる?・・・その⑤観光客で溢れかえる郡上八幡

さて、どこへ行こうか。
テレビで見て、いいなぁと思ったのは、用水路のある風景
そして、男の子が「認められる」為に橋から飛び降りる吉田川

まずは、「水のこみち」へ行ってみる。
ほんとに小さな小川の横に、細い柳の木や、可愛らしく並べられた石の歩道。
おしゃれな甘味処風?!の通りである。
水汲み場や、小さなテーブルと椅子もあり、
のんびりとおしゃべりでもするにはいいかもしれない。
急ぎ足の観光客である私には、確かに清々しくはあったけれど、
やはり、後から作られたもの、
それもあえて「可愛らしく」作ったものは
感動も何もない。それは自分のせいでもあるのだが。

こみちの付近にある民芸館や美術館のせいもあって、
伊豆や盛岡の、芸術家&文人?エリアと似た感があった。

吉田川沿いの遊歩道から下の方、川原辺りを覗いてみると、
あちらこちらで、水遊びをしている姿が。
気持ち良さそうである。
川の水の流れは、短い間隔でその速度を変えており、
あるところはさらさらと優しく、あるところはざばざばと激しい。
深さも同様。突然深くなっているところと浅いところが、入り組んでいるようだ。
橋が幾つも架かっているのだが、丁度行き当たった橋の上から
下の川を眺めてみた。
結構、高い。水の深さがよく分からない。
飛び込んでいるくらいだから、それなりに深いところがあるのだろうけれど、
蛇行しているところは石がゴロゴロしている。
安全な一点を目指して、飛び込むのだろうか?
それとも、観光客が集まらないところに、その橋があるのか。

川の近くまで降りて、水の流れをしばらく見つめてから、
車のとめてある場所に戻った。
Yは、シートを倒して寝ているのかと思いきや、
車の中に姿はない。
辺りを見回すと、一番近くの橋のところで、川を見下ろしていた。

一日が終わりに向かっている気配を感じる。
時間があれば、そのまま川べりでのんびりしたいところだ。
テレビで見たひなびたイメージからは程遠く、
小さな町に観光客がぎっしり。自分もその一人。

テレビのおかげで、どこにでも人が殺到するようになるもんだ、と
改めて思った。何だか、複雑な気分。
町としては、観光客が来てお金を使うことは、
町がその独自のものを失っていくことよりも、喜ばしいのだろう。
その時だけを考えれば。
観光客は、ただ、その人なりの満足感を得られれば、いいのだろう。

満足感からは程遠く、小さな美しい町をダメにしていく側
についてしまったという気になり、意気消沈。

そんなこと言っていたら、旅なんて出来ないのだろうが、
観光客が大勢押しかけることで、何かが壊れていくのが
見えてしまうと、どうしても、純粋に楽しめない。

午後2時半。そろそろ移動しないと。
20051005151932.jpg

やっと最初の目的地。・・・その④イメージと違った郡上八幡。

飛水峡で、ビデオカメラのバッテリーの充電が
上手くされていなかったことに気付いたY。
出たよ。またかよ。
奴は、ビデオ撮影が上手くやれないと、
決まって機嫌が悪くなるのである。

道はどんどん狭くなり、
すがすがしい山のドライブといったかんじになってきたが、
睡眠不足と空腹感もあいまってか、Yのテンションは下降線。
イラたつと喧嘩っぱやくなるので、こちらの安全の為にも何か食べるように勧めるが、
「まだ、いい。」。


金山町で左折して256号線に入った。
そこから先はスムーズで、郡上八幡まではすぐであった。
特に目立たない(これも田舎道で嫌なところ。)看板で、
はっとして、「あ!そこ曲がって!!右に。」


広くはない道から更に狭い道へと入る。
両脇には家々が所狭しと並び、
路上には、観光客らしき人々が迷いながら歩いている。
すぐに、中心通りのようなところへ出た。
あちらこちらに駐車場がある。
どこかに車を止めなければ、見れそうにない小さな町。

まずは、郡上八幡城へ向かった。
ギリギリまで車であがった所に、無料の駐車場があった。
子供の頃にも来たことがあり、その時は夜で、花火を見たのだが、
人やら車がぞろぞろやってくるようなところではなかったと思う。
地元の人が殆どで、観光客はまばら。
そこだけ切り取られたような、神秘的な雰囲気があったように憶えていたが・・・。

とにかく狭いところに人がいっぱいという感じで、
けっして大きくはない城が、更にこじんまりとして見えた。
石垣だけが往時の姿をとどめている、らしい。
となると、金を払って、中を見る気にはなれない。
石垣だけ、じ~っと見る。
高台にあるので、町がよく見晴らせる。
建物に光が反射して、町全体がもやーっとして見えた。

町並みをちょっと見学しようと思い、車を止めるところを探した。
駐車場を見つけ、入ろうと思ったら、目の前で満車の表示。
他を探そうとすると、対向車が次々やってくる。
狭い道を車でうろうろするのは嫌だなぁと思っていると、
既に楽しむ気の失せたような顔をしたYが、
「その辺で待ってるから、一人で行ってきな。」
と、投げやりに言うので、
妙に腹が立って、じゃぁ行ってきますよと、カメラを掴んで外に出た。

郡上八幡

プロフィール
  • Author:しゅま子
  • 33歳から、3人の子供のひとり親となり、40歳越え、現在43歳。40で、いろいろ考えるし、身体も変わると聞いていましたが、ほんとに変わってびっくり。成人の2回目のよう!
    と驚きつつ進みだした40代。文字通り、中年!40代だからこその迷い、多々あり・・・
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