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早々に帰りたくなる旅。終わり。

あまりにも違和感のある湯だったせいか、
早々に気は済んで、入浴終了。
外へ出て、帰りのバスを待つ。
大きな荷物を持った乗客が、息を弾ませ乗り込んでいく。
スキーの帰りか、あわただしい休日を終えた人々が
日常生活に急いで戻っていくように。

なだらかなのにがたつく田舎道をバスは下っていく。
いつまでたっても携帯の「圏外」マークは消えない。
道路の両脇の木々の陰で、暗いバスの中。
窓から見える緑の土地は、高い太陽の光に照らされて
無国籍風でかつ、際立って美しくも
嫌な気分を起こすものでもなかった。
ただそのまま、そこにある風景。

圏外のマークが消えた頃には、湖の近くまで着ていた。
ホテルに戻り、荷物を取って再びバス停へ。
あっさりと・・・駅。
名残惜しさは皆無。
気持ちは、「早く帰りたい」

まったく、これが新幹線が入るホームかい?
最近作り直した感はあるが、地元のローカル駅より
ずっと人も少ない、寂しい駅。
ホームの細い幅に比べて長さは妙に、長い。
新幹線の登場!というにはこれまた
のっそりと、貫禄もなく、
これ、ほんとにスピード出るの?といった感じで
新幹線が到着した。

車内でやることもなく、アイスクリームを買ってみたり
お菓子をつまんでみたり。。。
いつも思うのだが、新幹線に乗車する時、
行きは待ち遠しいせいか、時間が長く感じ、
帰りはあっという間。

行きには気づかなかったのだが、やたらと停車駅が
多くてうんざりする。

それでも「あっという間」に東京駅に到着。
これまた嫌なことに、帰りのラッシュ時、しかも平日。
荷物が重く感じられる。

地元駅に着き、家に直進。
昼間まで遠いところにいた感覚も遠いところに置いてきたように、
日常の感覚、忙しくて疲れている、
あるのは、ただそれだけ。。。

ほんとに珍しく、思い出すのに感慨も何もない、
また行きたいとも思わない、行っただけの旅であった。

唯一玉川温泉だけがそれなりに面白かったけれどねw
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かなり不安な入湯体験

源泉50%から入るでしょ、やっぱり。
しかし、このお湯の清潔度はあまり考えたくないな。
源泉の持つ効力が、きっとバイキンも死滅させていそうだが。

そう思いながら、透明だけどすこ~し黒っぽいお湯に入ってみる。
お湯の見た目はどろっとした重い感じだが、
肌触りは金属質のような固い水だった。

う~~む。。。
微妙にチクチク感があるな。
しかし、これなら恐れることないね。

ぬるいのやら熱いのやら入ってみる。

それから寝そべる浴槽の方に行った。
しかし、水深が浅いために、ぬるそう、
ちょっとバッチそう!?
眺めるだけで通過w

立ったまま、上から流れ落ちてくる湯を肩に当てる。
ただ落ちてくる湯なので、なんてことはない。

拷問風呂は・・・パス(苦笑)。
飲泉も、ねぇ。。。胃が痛くなりそうだから、辞めた。

子供でも入れる浴槽の湯は、白くて、
これはいったいどこから持ってきたのだと思うほど、
違和感があった。
入浴剤でも入れているかのように見える。
入ってみると、深くて狭い浴槽の中の湯は
適温ではあったが、なんだか不潔な感じ・・・
浴槽の木の色に合っていないせいもあってか、
妙に人工的な感じがした。

さ~~て、最後に試すは源泉100%!
怖いなぁ、大丈夫なんかなぁ。。。

入ってみた。
ん?なんてことない・・・

・・・・なんてことw

ピリピリチクチク~~~。。。

おかげで、その後も肌がひりひりww

怪しすぎるw湯治場w

さて、湯治場初体験といきましょうか!

まず最初に、かけ湯。
腰の高さ程の木製の・・・なんて言うんだろう?!
囲いって言うのか浴槽のようなというのか・・・
の、中にお湯がなみなみと入っている。
手桶でお湯をすくって、身体を流す。

周囲にはやはり木造りの、個々で身体を洗うためのスペースがある。
高めのしきりがやはりこげ茶びかりしていて、
なんだか薄暗い。
進んでいくと、通路の両サイドに、やはり木製の浴槽。
お湯が、黒っぽい。。。
通路の途中にも年季の入ったこげ茶のベンチ。

妙に自分が「よそもの」という感じがする・・・

楽しげにお湯につかっている人はいなくて、
難しい顔したお年寄りが多い。

怪しげなお湯だなぁ、と思いながら、まずは何があるのか見回る。
湯船の近くに愛想ない札。
「源泉50%」「源泉100%」
・・・なんかおっそろしいなw
それから、「ぬる湯(源泉50%)」「あつ湯(源泉50%)」
まぁ、普通だな。
奥に進むと、とても浅い浴槽があり、一目瞭然、
寝転がってつかる湯「寝湯」。
その向かいには、高いところから流れ落ちるお湯「打たせ湯」。
脇に目をやると、
ひえ~、何?拷問箱!?
やはり木製で、首のところがくりぬかれた箱のようなもの。
「蒸気湯・箱蒸し湯」
・・・入りたくないな、これはw
中世博物館の代物か?!って感じだ。
そのならびで「飲泉」出来るのだが、飲んだ後、
歯が溶けないようにうがいするって?
うわ、、、私は飲みたくないなぁ。。。
隣にあるのはかなり深めで小さな浴槽。
それが子供達が唯一入っていいとされている「露天の湯」。
白濁の、別の泉質のお湯らしい。
入っていいと言われても、子供は怖がるよ、深くて
囲いがやっぱり不気味でw

ひとまわり見学したところで、お湯につかることにする。
さて、どれからチャレンジ?!するかなぁ~

こりゃぁ、湯治場ですなw

スキー宿の、道具を乾かす部屋のようなフロント。
明るくはなく、中央のベンチにわさわさと人が腰掛、
壁に沿って古びたロッカーが並んでいる。
入湯券を買って、ロッカーに貴重品を入れる。

ちなみに温泉の泉質は

「酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉」

で、特徴は

「pH1.05と極めて酸性が強く、遊離塩酸を多く含有。
温泉が98℃の熱水で無色透明、硫化水素臭がある。
1ケ所からの温泉湧出量(9,000㍑/分)は日本一。
各種細菌類に対し、強力な殺菌力を発揮する。
温泉水や湯華、土砂などに微量の放射能を含有。
特別天然記念物「北投石」(ラジウムを放射)を生成、産出。」

(玉川温泉HPより。)だそうだ。

入り口の人(番台さん?)に、子供は乳白色の浴槽以外入らないようにと言われた。
というのも、源泉50%とか100%のお湯は、子供の肌には刺激が強すぎるらしい。
浴場内で飲泉(二倍に希釈している)できるのだが(私は飲みたくないw)、歯のエナメル質も溶けるらしいw

脱衣所は、、、、どこで着替えましょう!?と思うような、
雑然とした場所だった。
衛生的ではないなぁ。。。なんとなく。
お年寄りがあちこちに籠を置いて着替えている。
壁際に棚がある。
人の隙間で着替えて、浴場に入った。

中は・・・・・・・こ~れはまさに、湯治場ですね(苦笑)。
温泉♪なんて感じではなく、治療しに来る場所?
中は自然光だけで、床やら壁やら浴槽が木製である為に
薄暗い。
木がこげ茶に光っていて、湯煙とともに、独特の雰囲気を
かもし出していた。
あんまり清潔感や新しさはないわけだから、
下手にタイル張りであっても汚らしいだろうし、
あんまり明るくても、何でも見えすぎてかえってよくないのだろうなと
思った。



天然岩盤浴の感想は

テントの中を覗き込むと、私が寝そべれそうなスペースもなく、
第一私は、敷くものを持っていなかった。。。
直射日光はきつかったが、日傘を差して、
腰掛けるのに適当な岩の上に座ってみた。

あら。ほんわかあったかい!
靴を脱いで、地面に足をつけてみると、足元から
じわじわとあったまってくる。

ぬくもり・・・
気持ちいい!!

大地の暖かさなんだなぁ、、、と思うと
本当に気持ちよい。

今の季節で言えばホットカーペットのようでもあるが、
もっと力強く、もっとじんわりあったまってくる。
自然の遠赤効果でもあるんだろうか?

予想以上に気持ちよくて、その場を動きたくないくらいだったが、
連れ達はあんまり楽しそうでもなく、
「早く行こうよ」オーラを発していた。。。

仕方なく、立ち上がり、玉川温泉の浴場がある建物へと
引き返す。。。

なんだか、、、チベットかどっか?!

煙もうもう、熱湯どぼどぼ、、、小道の脇は
そんな感じで、説明書きを読んでみても、
ここに落ちたら、確実に死ぬ!!
溶けてしまうwww恐ろしい~
はずなのに、誰も怖がっていなければ、
皆、いそいそと小道を進んでいた。
もちろん、私も。20061230212221.jpg

20061230212141.jpg


小道の脇は、低い岩がごつごつとしているものの、
特に高いものがないせいか、日差しも強く、暑い。。。
焼ける。。。

ガイドブックの写真では、もっと広々しているイメージだったが、
実際には、意外とこじんまりとしていて、
すぐに、テントがある場所に到着。
テント・・・単に材木が立ててあって、その上にぼろっちい簡易的な屋根があるだけ。
ユーラシア大陸のどこか、遊牧民族が一時的にしつらえたか、
チベットあたりで、巡礼者が・・・
そんな感じ・・・いわゆる日本の風景ではなかった・・・。

あちらこちらに、直射日光の下、ゴザを敷いて寝そべってる人あり、
座っている人あり。
テントの中は、雑魚寝状態。。。
清潔感とは程遠い。。。
皆、なんだかよく分からないダレた格好で、
夫婦やお爺さんお婆さんが多く、
周りの光景のせいか、現代日本人の姿とは随分違って見えた。。。
しかし、気持ち良さそうだし、日差しが強いので、屋根があると
本当に楽なのだと思う。
ゴザ持っていたら、私も寝そべりたかった!(笑)
20061230212154.jpg

到着!玉川温泉

バスに乗って、山を登っていく。
緩やかな道。時折カーブがあるものの、
バスが悠々と走れる道だ。
そろそろかなぁ、もうすぐかなぁ、
そんな風に思い始めた頃に、
まず到着したのは「新玉川温泉」。
道の駅か、ロッジのような建物で、
建物の周りを道が囲っただけの、
ほんと、通り道的な場所。
私が行きたいのは、そこからほんの少し先の
「玉川温泉」。

「新」はまぁ、施設が「新」なだけ・・・だと思う。

道が狭くなり、どうやら着いたようだ!と思わせる周りの雰囲気。
人が狭い道の脇をゴザを抱えて歩いている。
バスは、玉川温泉の建物脇の駐車場で止まった。
そこが行き止まり。
やはりスキー場近くの古い宿泊所あたりで見られるような
ゴタゴタとした道、作りのぼろっちい建物と、
増設した感じの何の変哲もない建物が数軒。
玉川温泉というのは、宿泊施設と湯治場で成っているのだが、
そこの源泉がすぐ近くでむき出しになっていて、
源泉周辺で岩盤浴が出来る。
天然の岩盤浴で、もちろん、無料。

適当に建物に入り、受付の人にどういう手順で動けばいいものか
聞いてみた。
岩盤浴のほうは、少し先(見れば明らかwそれらしい小道がある)に行って、
道なりに進んでいくと、それらしきテントなどがあるから、
適当に周りの岩を触ってみて、あったかそうなところで
寝そべるなり、座るなりすればいいとのこと。
座るだけでも気持ちいいそうだ。
最初は時間短めの方がいいとも。

あ~、試したい試したい~!
ゴザがあったら良かったな(買う気にはなれない・・・短時間だからねw)。
連れはあんまり乗り気ではないようで、私だけが浮き浮きしながら、
さっさと歩き出した。


20061229224334.jpg

ところで岩盤浴

岩盤浴ブーム?が起きてから、あっという間に
「岩盤浴」の看板があちこちで見られるようになった。
きっと驚くほど、簡単な設備で営業できるのだろうな、と
思いつつ、謎が多い?岩盤浴。
その名称の音がまた、美しくなくて、頭の中に引っかかっていたりする。
友人の何人かは、「不潔じゃない?!」と。
う~~~ん。。。。
温水プールのロッカールーム的不潔さ?!

場所によって、本当に寝そべる縦長スペースがあるだけのところから、
ヒノキの香りなどアロマ的贅沢感やら、スパのようにおしゃれ感?
を出しているところ、などなど、色々あるようだ。

しかし、死海の塩が、ぼったくり(向こうじゃ、ただで拾えるわけだしww)であるように、オリジナルはやっぱり自然のもので、
しかも、タダらしいと分かったのは、
さて、玉川温泉でも行こうか?!と決めた前日であった。

玉川温泉は、湯治所的な温泉で、建物の近くに自然公園がある。
(自然公園の中に、温泉があると言ったほうがいいのか?!)
恐らく数日間滞在している人は、みな、マイ・ござを小脇に抱えて、
岩盤浴エリア!?に向かうのである・・・

なんだか想像しづらくありませんか?
私には本当に、想像しがたく、
突然、興味がむくむく湧いてきたのでした。

またしても同じような夜

ホテルに戻り、前日と同じような、
量は多いが、冷凍ものっぽい夕食をとり、
やることないので
またホテルのお湯につかってから、布団に入った。
友人とメールしようにも電波の状態が滅茶苦茶悪い。

外をうろついたり、友人に電話したくても、
連れに見張られていて出来ない。

早く帰りたい、いっそのこと~。。。
旅好きの私が、早く帰りたいなんて思うなんて、
初めてのことじゃないか?!
そう思いつつも意外とすんなり寝ていた。

翌日は、最終日。
せっかくだから、天然の岩盤浴体験しに行こうか!と、
ちょっと選択がやけくそ気味に・・・(苦笑)。

とりあえず温泉~

どうも、タクシーの運転手の都合だよなぁ、と思いつつ、
乳頭温泉の中でも交通の便のいい休暇村田沢湖温泉へ案内された。
歴史ある湯治場らしい温泉(黒湯温泉とか)に行きたかったのだが、
たまたま、定休日だったり、タクシー運転手いわく「不便な場所」だったりで、断念。

休暇村の温泉は、館内リニューアルされていて、綺麗め、特徴もあまりない、無難な温泉施設といったところ。
まぁ、清潔ではあるし、雰囲気明るいので、気楽と言えば気楽。
ブナ林に囲まれた露天風呂は、空いていたのもあって、
のんびり出来た。

帰りはバスに乗って、ホテルの方向へ。
思ったより、奥深いところへ着ていたんだなぁ...
緩やかな下り坂を黙々と、しかしガタガタと走るバス。
温泉帰りなのか、乗客は静かだった。
携帯は、やはり圏外。20061208222139.jpg

登って、降りて。

もともと登山好きというわけでもないのだが、
山に、さぁ、登るぞ!という状況に置かれると、
結構無心に登るタイプである。
登山道具が必要のない程度の山登りだが。

さて、タクシーを降りて、携帯を見ると、もちろん圏外。
登山口は最初だけが可愛らしい「登山口」だったが、
すぐに、狭くて急なでこぼこ道と化した。

無言。

ひたすら登る。

しかし、その日はバスがなくてタクシーを選ばざるを得なかったことや、
連れとあんまりいいムードでなかったことから、
なんだか気力がなく、
広い場所に出るたびに、
今どこ~
あとどの位~
という気分であった。

道の脇に生えている植物を見つけることだけが楽しかった。
普段目にする草花とは一風違った、小さな草花。
くすんだ色や不思議な形。

開けては狭まって、なだらかになっては危なっかしいごつごつ道となって、

まだかな~~~と思いながら登っていく。

ただただ登ることに熱中して、ガシガシ登っていく時とは
疲れ方が違う。

それでも目的地点までなんとかたどり着いた。
尾瀬のような敷板の上を大またで歩いていく。
以前に行った八方尾根を思い出した。
そんな感じの、沼。
八方尾根のような透明感も秘密感もなかったが、
とりあえず目指していた所に到着したので、
達成感はある。
しばらくベンチに腰掛けるものの、
あまりあちこち見たくなるものもなく、再び来た道へ。

山は、下りるときのほうが足元おぼつかないものだが、
上から下を見下ろすのは清清しい。
登る時には時折振り返る程度だった、下のほうの景色。
下る時には頻繁に目に入り、
わぁ、まだこんなに高いところにいる!と思うのが
また、楽しいものだ。

登山口に近づくにつれて、一気に空気の感じが変わってきて、
なんだか、
戻った~~~
いつもの世界に・・・
そんな気分になるのはちょっぴり寂しい。

20061122224054.jpg

20061122223938.jpg

予定通り、タクシーの運転手は駐車場で待っていた。

いっきに翌朝までいきますよ~!

夜ご飯は、冷凍っぽい、業務用っぽい料理がどっさりと。
お風呂は温泉ではない。
空いていたからのんびり入れたが。
やることもないので、早寝。
朝食も、変な佃煮とか着色料っぽい梅干とか味付け海苔とか・・・

前日に遊覧船に乗ったところまで行く。
駒ケ岳までのバスが来るはず。
チケットを買って、待てども待てども、バスは来ない。
時刻表をくまなく見ていると、
端っこのほうに・・・・

え?このバスの運行、昨日で終わってるwww
(期間限定だった・・・)
発券所の人に言うと、慌ててアナウンスwww


どうしよ。。。
タクシー会社に電話。

すっごい余計な出費となるのだが、駒ケ岳には行きたかったので、
致し方なく、タクシーが来るのを待つ。

しばらくしてタクシーが来た。
運転手は気さくに話しかけてくる。
農家のおじさんの副業みたいだ。

山を目の前にして、霞みがかった山頂を見て、
天気を予想する運転手。いかにも地元っぽい。

山の途中、車で行けるところまで行ってもらい、
帰りの迎えの時間をかなり、運転手の都合で決め、
車を降りた。
金儲けしたい、自分にとって都合のいいコースで行きたいってのが
本音だろうが、
うまいこと、お客さんの為ですよーっぽく話すところが、
ちょっとがっかりなのであった。

さて、山登り!である!

わびしい夕方、ありきたりな宿。

夕方という時間帯まで、まだ少しある。
ホテルの前を通り過ぎ、そのまま道沿いに歩いて行った。
歩道もない道。
左側を見ると、湖。
右側は、寂れたホテル、人気のないレストラン、誰かの家、雑木林、畑・・・・
とにかく目立つものは何もない。

ハーブガーデンという所に着いた。
もう、閉まりかけていた。
何も植えられていない花壇と、売れ残りの苗を適当に植えたような花壇と、
手入れされていない花壇。。。
ウサギがいた。
こちらを見て、逃げた。
ダリヤが見事に咲いていた。
大きな花、枯れかけた葉と、頭を支えるのがしんどそうな茎。
お土産コーナーを見ようと中に入ろうとすると、
お店の人が閉店の支度をしていたので、ざっと店内をまわってから、
再び外へ出た。

人がいないな~。

また、引き返す。
気を紛らわすようなものは、道路の上でじっとしているトンボくらい。
結構遠いな・・・

途中、湖の近くに降りて、水際の近くの小道を歩いた。
もう、誰も遊んでいない。

ホテルに戻る。
省電力なのか、薄暗い入り口を入り、フロントへ。
他の客の姿も見えない。
ペシャンコの、学校にあるようなスリッパを履く。
すぐ脱げるから、キライだ。
案内される通り、薄っぺらな床の上を歩き、
電波の悪い(圏外)階段を上る。
廊下から見えるのは、資材置き場。
ひょろっとした、高い木。
スキー宿のような、なんの変哲もない建物だな。
広い玄関と、和室。
部屋の突き当たり部分は、障子で和室と隔てられていた。
狭いスペースに、よくある低い小さなテーブルと、
座り心地の悪い、肘掛け椅子が二客。
アルミサッシの窓から、ホテル前の駐車場と、
湖岸の高い木、そして灰色の湖が見える。

ひなびた湖リゾート。夕方。

来た道を戻り、さびれたプリンスホテルの横の芝生のところまで戻ってきた。
遊覧船が到着するまで、その辺りを見回したり、
ぶらぶらする。
湖面が見える。
まだ靄がかかっている。
他に人はいない。
湖岸に置かれた錆びたボート。
灰色の砂。
やたらと人工的に見える芝生。

ゆっくりと、船着場に近づいていく。
ガタガタに隅の崩れたようなコンクリートの階段。
湖面から頭を出している腐りかけた木の杭。
階段の横の地面を見ると、角が滑らかな小石がたくさん。
淡く、さまざまな色の石を拾い上げては手のひらにのせる。
そうしているうちに、迎えの船が到着。
誰も降りず、他に乗る人もいない。

あっという間にもとの発着場に戻った。
船を下りて、とろんと重そうな水を覗き込むと、
あら。たくさんの細くて曖昧な色をした魚達がうようよいるではないか。
砂浜に挟まれたコンクリートの階段を再び上る。
小道の脇には高い木がやはりまばらに。
20061116220708.jpg


さて、どうしようか。

ホテルに向かう道を歩いて行く途中、
湖岸で遊ぶ人たちが見えた。
はしゃぐというより、ただ、のんびりと水遊びをしている。
少し、水のところへ近寄ってみようか。
小道の斜面のところで靴と靴下を脱ぎ、
湖の近くへ降りていった。
砂浜の砂は、熱くもひんやりともしていない。
やわらかい。
ゴミも殆どない。

水辺は静かで、水の深さもどこまでかは分からないが、浅かった。
深さで知られる湖だから、急に深くなっているのかもしれない。
足首まで水につける。
冷たくも、温かくもない水。
しばらく水に足を浸してから、気が済んだかのように、
また引き返していった。

ほんとに、ひなびた、リゾート。。。20061116220734.jpg

どこまで歩くの?暑いなぁw

道の駅のようなものがあるらしいので、山に入る道を歩いて行った。
携帯は圏外である。
車なら、ぱーっと進めるようなところだ。
車道の脇には何も珍しいものもない。

暑いなぁ、うなじが焼ける~

二十分くらい歩いただろうか。
道路が少しカーブしたところに道の駅があった。
よくあるログハウス。
小さな店内に、プチトマトなど野菜が並べられ、
どうやってこんな色にしたのだろうと思うような渦巻き柄の「ゆべし」
や、茹でたとうもろこしが売られていた。
手作りぽさが目立って、よくある大きな道の駅ではあまり心惹かれないのに、そこでは何か買ってみようかという気になった。

プチトマトを買って、洗って、店の裏の休憩スペースで食べた。
暑い時のトマトは、美味しい。
ゆべしも買ってみた。
きな粉や、胡麻で色づけているようだ。
おやつに持って帰ることにする。

帰りの遊覧船の時間までに戻らないといけないので、
再び来た道を引き返していった。

路面は日差しで白く、道路沿いは草の黄緑と、道路に陰を落とさない程度の高さの木の緑で縁取られ、視界の大部分は、空だった。

よお~く見ると

先ほど降りたバス停まで戻る。
まずは遊覧船でも乗ってみるか。

中型の遊覧船。
遊覧船って、どういうわけだか、船内の座席周りの窓は、
視界が悪い、薄汚れたガラス窓。
せっかく遊覧船に乗っても、そこにいたら
周りがよく見えないではないか。

遊覧船に乗る時、大抵私は後部デッキのところに立ち、
外の風に当たりながら、周りの景色や
水面を眺める。
遊覧船の音。
水しぶき。
古風な感じがして好きだ。

田沢湖の水面は、なんだかねっとりした水に見える。
汚くはないのに、水の色が濃くて、水中はよく見えない。
田沢湖は深さを誇る、カルデラ湖で、
深いがために中がよく見えないものの、透明度も日本有数らしい。

周りの空気も止まったような爽やかではない午後。
景色もたいして珍しくもない。
よくある、湖の周りの風景だ。
離れた湖岸の後ろには、高い山もない。
鬱蒼としているわけでもない。
全体的にフラットな印象。

反対側の湖岸に到着。
降りたのは私達だけで、他の客はそのまま船に乗って、
湖の周りをぐるっと廻っていくようだ。
ガタガタのコンクリートの階段を上り、
やはり写真とは違うぼろぼろのプリンスホテルへと通じる小道を
歩いていく。
湖岸にはおんぼろボート。
まばらに並ぶ高い潅木。
まだ青い芝。
人もいない。
ペンキの塗り替えしたらよいのに・・・
空室ばかりじゃないか?と思うような
薄汚れた白壁のプリンスホテルの横を通りすぎると、
御土産物屋と銅像のある辺りに出た。
るるぶに載っていた和菓子屋は、
全く買う気が起こらないような、
まずくて乾いていそうな代物を台に並べていて、

なるほど、、、、こういうエリアなんだな(苦笑)、
それにしても、田沢湖。。。
名前の割りに、随分と鄙びているのは
シーズンオフだからなのだろうか?

そんな風に感じられた。
しかし、まだ八月である。
東北である。
シーズンオフにはまだ早いと思うのだがw20061103205902.jpg

20061103205846.jpg

写真と違う・・・あまりにも

平坦な道。左側に湖岸。
むわっとした空気と、重い荷物のせいで
気分も重い・・・。

しばらく歩いて、ホテルらしきものが並ぶ辺りに着いた。
遠目には、普通のホテルだったが、
近くで見ると、どこも結構古びている。
放置されたボートのように。

予約していたホテルも、
え?これ?
合宿所みたいじゃん。。。
通り沿いに、シーズンオフのドライブイン風食堂。
裏に見えるのは、なんの変哲もない、
ただ建てて塗っただけの、建物。
増築分は、ほんと、ただ付け足したような感じ。

なんだか、小学生のときの移動教室を思い出した・・・。
・・・三浦移動教室・・・まったり。。。

玄関を入ると、薄暗いフロント。
名前を言って、とりあえず荷物だけ預ける。
独特の、におい。
使い古された、、、何?
人々が通過した床のにおい?

子供のころに、期待を裏切られた気分にされたスキー宿のようなにおい?

まだ二時ごろだったので、湖に行ってみることにした。

涼しくないじゃないか!秋田

田沢湖駅で降りた人は十人もいなかった。
ホームも閑散としている。
手渡しで切符を改札の人に渡す。
駅のエントランスは、展示館風にガラスで囲まれたスペースとなっており、
模型やらパンフレットが少しばかり置いてあった。
がらんとした感じである。
建物自体は新しいが、活用されていないような気がした。

まずは、荷物を降ろすべくホテルを目指す。
駅前の道路沿いにあるバス停へ向かう。

このバスでいいのか?

分からない。。。
とりあえず、聞いてみたら、目的地のほうへ行くようだったので、
乗車。
外観もシートも、自分が子供時代に乗ったような、古風なバス。
車内はむわっとしており、すぐに窓を開けた。
リゾート風とはかけ離れた、普通の田舎道をバスは走る。

暑いな。。。それもなんだか、蒸し暑い。

駅名は田沢湖駅のくせに、湖まではだいぶあった。

あ、目の前に湖!
新しい感じはしないが、ホテルらしきものがいくつか並んでいるのが見えた。
と、思った瞬間、おや?
なんか、このバス違うほうへ向かうのでは?という感じがしたので、
慌てて降りようかと思ったが、
そのホテルらしきものが建っているところから少し離れた場所で、バスは止まった。
田沢湖畔駅。。。降りる人も少なければ、辺りに人もいない。
降りてからホテルの位置を確認したところ、
やっぱり、さっき見えたホテルらしきものがぱらぱらと建っている辺りに、
予約したホテルがあるのだった。

蒸し暑い。
連れがいるせいで、荷物が重いw

ずるずる足を引きずるようにホテルに向かった。

これが東北新幹線か?

朝、地元駅から東京駅へ。

あぁ、東京駅・・・
私が一番使うのは、京都・大阪へ向かうのぞみ。
しかし、その日に乗るのは東北新幹線だった。
子供のころは、緑色と白のツートンの東北新幹線に憧れたものだったが、
今では、ちょっと違うらしい。

ホームに行く。
なんか、在来線っぽい、ホームだ。
そして驚いたのは、新幹線には色々あるらしいということ。
いつの間にかに新幹線だらけになっていたのだ?
名前もMAXとか、こまちとか、はやてとか、????

なんだか分からないけれど、とりあえず、自分が乗るべき新幹線を待った。
やってきたのは、、、、え?小田急線のロマンスカーみたいじゃん!?
薄汚れているしw

のぞみのように、速いなぁ~!という感慨もなさそうだし、
通過駅もよく知らない為か、車窓の景色にも興味が湧かず・・・。
前準備していなかったので、ずっと、るるぶを眺めて、計画を練っていた。
飽きてきた・・・まだかなぁ。。。

友達お薦めのアイスを買ってみた。
硬い・・・確かに硬い。
しばらく置いておく。
スジャータのバニラアイス。
スプーンがさせるくらい待ってから食べてみたが、
へぇ、結構おいしいじゃん(笑)。
しゃれた味ではなく、日本のバニラ!という感じ。
濃いい割りに、口当たりはさっぱりしていて、
また食べたいな!と思うような優しい味だった。

は!と気づくと
え?次、田沢湖!
随分、駅と駅の間隔が短くて、うっかりすると、降り損ねるじゃないか!!
アナウンスを聞いて、慌てて荷物をまとめる。

今更ですが夏の旅行の話でも

こっちの記事、ずーーーっと書いていなくて気になっていて、
さて、何書こうかなと。
そういえば、夏に秋田に行ったのでした。
八月の終わりごろに。

あ。旅じゃん。
旅ブログ用に、それ書こうか。

しかし、、、、実は旅のあとにすぐ書くつもりで、大してメモを残すでもとるでもなく。
それはいつものことですが。
というわけで、毎度のことながら、詳細な役立つ情報はあまり提供できそうもありませんが、ちょっと書いてみようと思います。


父親亡き後、国内旅行もせいぜい親戚のいる大阪ぐらいになっていた、
私の母親。
どっか決めてよ、どっか行こうよと言って来たので、
旅行代理店のパンフレットを貰ってきた。
私はとにかく暑いのがキライなので、夏の旅行だったら、
絶対に涼しいところがいい!
というわけで、二泊三日によさそうなところで、
最近行っていないところ、それなりに遠くて、旅気分味わえるところ・・・となると、
東北!
岩手は以前にじっくり行ったことがあるし、
青森はちょっと遠い。山形も数年前に行ったし。。。

あ。秋田~。

秋田に行こう!!

スポンサーつきということで、新幹線で秋田、宿つきに決めた。
エリアは田沢湖。

数年前に野尻湖の近くへ行ったとき、野尻湖は子供のころにも行ったことがあったのだが、歳をとったせいか、鬱蒼とした緑と、ひなびた湖という、なんだか切り取られた静止した場所の惹かれるようになっていたからだ。
プロフィール
  • Author:しゅま子
  • 33歳から、3人の子供のひとり親となり、40歳越え、現在43歳。40で、いろいろ考えるし、身体も変わると聞いていましたが、ほんとに変わってびっくり。成人の2回目のよう!
    と驚きつつ進みだした40代。文字通り、中年!40代だからこその迷い、多々あり・・・
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